【ニュース】日弁連会長が訴え、消費者金融被害者集会「連携し貧困改善を」

2010年12月01日

27日、岐阜市で、消費者金融の債務者が抱える問題について、多重債務の経験者や支援する弁護士らが集まって対策を話し合う「第30回全国クレサラ・ヤミ金被害者交流集会in岐阜」が開かれ、日弁連の宇都宮健児会長が「生活苦から多重債務者になる人は多い。債務者問題の根本的解決には、貧困の改善が求められる」と訴えました。

宇都宮会長はこれまでの経験から悪循環に陥る債務者の実情を紹介し「労働運動、社会保障など垣根を越えた連携が必要だ」と述べました。

また参加者からは、裁判所の対応にばらつきがあり、貸金業者への請求を断念したケースもあったとの意見や「職員から『ちゃんと勉強してきたの』と言われ不快だった」との声も聞こえ、裁判所の対応への賛否両論が浮き彫りになりました。

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※参照ニュース
2010年11月28日 毎日新聞
「消費者金融被害者集会:「連携し貧困改善を」 日弁連会長が訴え--岐阜 /岐阜」

2010年11月27日 デイリースポーツオンライン
「多重債務者らが交流集会 裁判所の対応で問題提起」