【ニュース】貸金業法改正で“ヤミ金利用者”減少

2011年07月14日

金融庁は27日、改正貸金業法フォローアップチームによる関係者ヒアリングを行い、昨年6月の完全施行から1年が経過した同法の実態把握を行った。

与信の厳格化などで借り入れができなくなった人が「ヤミ金融」と呼ばれる無登録業者を利用する恐れが指摘されていたが、金融庁が提出した調査結果では1年前に比べて減少していた。同法改正の目的だった多重債務者も減少しており、金融庁は「現時点で制度について見直すべき点はない」と結論付けた。

調査は今年4月に貸金業利用経験者を対象に実施。ヒアリングでは、ヤミ金融について日本弁護士連合会への相談件数や警察の検挙数などでも減少傾向にあることが報告された。
一方、同法は多重債務者の解消が目的だったが、5件以上の借り入れがある人も今年3月末で約70万人で、前年(84万人)より減少していた。

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※参照ニュース
2011年6月27日 MSN 産経ニュース
「貸金業法改正で“ヤミ金利用者”減少 金融庁「制度見直し不要」」