【ニュース】多重債務者半減、1月末51万人 貸金業規制映す

2012年03月12日

貸金業者からお金を借りた個人の信用情報大手の日本信用情報機構(東京・千代田)によると、借り入れが5件以上ある多重債務者数は1月末に前年同月末比24万人減の51万人となり、ピークの半数以下に減った。融資を年収の3分の1までに制限した改正貸金業法の完全施行をきっかけに、借り入れを整理する動きが進んでいるとみられる。
背景には貸金業者への規制を強めた10年6月の改正貸金業法の完全施行がある。5件以上の借り入れがある債務者1人あたりの借金残高も211万円に減った。ただ、貸金業者からの借り入れが1件ある債務者は1月末で802万人と前年より21万人増えており、個人の資金繰りは全体では目立って改善していない。

引用
2012年2月21日 日本経済新聞
「多重債務者半減、1月末51万人 貸金業規制映す 信用情報大手まとめ」