過払い金が出ない場合の任意整理について

利息制限法の利率内で借り入れをしていた場合、過払い金は出ません。しかし、任意整理を行なえば、将来利息をカットできるため、払った分だけ元金を減らすことができます。なかなか減らなかった借金も、完済までの見通しを立てることができます。
また、任意整理を検討する際、「どのくらい料金がかかるのか」気になるところですが、意外と知られていないのは「どのくらいの経済的利益があるのか」です。弁護士費用がかかっても、任意整理をする場合としない場合で、最終的に支払う額を比べると、任意整理をする場合の方が、経済的利益は大きいです。

このページでは、法定利息で借り入れている方が、任意整理をすることでどのくらい経済的な利益があるのかモデルケースをまとめています。複数の業者から借入れている方は、1社あたりの借入れ額に当てはめて、参考にしてください。

支払い回数、返済総額、弁護士費用等は、個々の借入れ状況、生活状況等によって異なる場合があります。

解決方法はお客様の借入れ状況、生活状況等を聞き取り、弁護士と話し合っていただき、最適な手続きを決定します。

このケースでは、「任意整理」で解決する場合、弁護士費用等を考慮しても約10.6万円の経済的な利益があることがわかります。その上、この場合だと、月々の返済額が1万5000円から9000円に減るというメリットもあります。

このケースでは、「任意整理」で解決する場合、弁護士費用等を考慮しても約15.6万円の経済的な利益があることがわかります。月々の支払額が少ないとその分、完済までにより多くの利息を支払うことになります。この場合だと、支払い総額が大幅に減る上、月々の返済額は1万3000円から9000円に減るというメリットがあります。

このケースでは、「任意整理」で解決する場合、弁護士費用等を考慮しても約12.9万円の経済的な利益があることがわかります。月々の返済額は1000円少なくなり、返済回数が減り、自力で返していくより1年7か月早く完済できます。

今はなんとか返せているけれども生活が苦しいという方、払っても払っても借金が減らない方や、債務整理をするべきかお悩みの方は、返済に行き詰まる前に、まずは弁護士にご相談ください。