消費者金融と過払い金

セディナの過払い金返還請求

セディナの最近の動向

  • 2020年7月 セディナを存続会社としてSMBCファイナンスサービスと合併し、社名を「SMBCファイナンスサービス」に変更
  • 2011年5月 SMFGカード&クレジット(三井住友フィナンシャルグループ傘下のクレジットカード事業の中間持株会社)の完全子会社化
  • 2009年4月 旧オーエムシーカードを存続会社として、旧セントラルファイナンス、旧クオークの3社が合併し、社名を「セディナ」に変更

セディナについて

セディナは、2009年4月に、旧オーエムシーカードを存続会社として、旧セントラルファイナンス、旧クオークの3社が合併した会社です。

その後、過払い金返還請求の影響から経営状況が悪化しましたが、2011年5月に株式交換を行ない、SMFGカード&クレジット(三井住友フィナンシャルグループ傘下のクレジットカード事業の中間持株会社。以下、FGCC)の完全子会社となり、2019年にはFGCCが三井住友カードに合併されたため、三井住友カードの完全子会社となっています。

2020年7月に、セディナを存続会社として、SMBCファイナンスサービスと合併。社名がSMBCファイナンスサービスに変更されました。

セディナの過払い金返還請求における特徴

和解交渉自体は比較的スムーズに進みますが、取引履歴の開示が遅い傾向があり、受任通知(弁護士が依頼を受けたという通知)を発送してから取引履歴の開示までに2~3ヶ月かかることがあります。

また、クレジット全般にいえることですが、キャッシングやローンを完済しても、カード取引自体は継続しているため、消費者金融に比べて、取引の分断の主張をしてこない傾向があります。

旧クオーク系は、キャッシングよりクレジット業務が中心だったため、旧セントラルファイナンス系、旧オーエムシーカード系に比べて、過払い金が発生することが少ないのが特徴です。

3社が別々の会社としての歴史が長いため、それぞれ異なった特徴を持っています。

旧オーエムシーカード

旧オーエムシーカードは、「ダイエーOMCカード」との名前でカードを発行していました。元はダイエーの子会社だった関係で、ダイエー系列のスーパーをご利用されている方が多く持っておられます。

旧セントラルファイナンス

旧セントラルファイナンスは、「CFカード」の名前でカードを発行しており、名古屋市に本社があり、旧東海銀行、旧UFJ銀行との関係が深かったため、これらの銀行と取引がある方で、このカードを持っておられる方も多いと思います。同社は、元々は三菱東京UFJグループでしたが、今は三井住友銀行グループになっています。

旧クオーク

旧クオークは、99年東京総合信用株式会社(東総信)と日本総合信用株式会社(日総信)が合併し、そのときクオークに社名が変更されました。

セディナの過払いの注意点

その他のクレジットカードを扱っている貸金業者と同様、クレジットカード毎の請求は出来ません。原則として、セディナのすべてのカード(提携カードを含む)について手続きすることになります。そのため、セディナ全体で借入れが残っている場合、信用情報に事故情報がつく可能性があります。

また、ショッピング利用をしている場合も注意が必要です。特に注意が必要なのは、「ETC利用料」「携帯電話代」「インターネットサービスの利用料」等、毎月引き落とし(立替払い)が発生するものをカードで支払っているときです。過払い請求に先立って早めに他の方法に切り替えておく必要があります。

ETCについては、ETCパーソナルカードがあれば、クレジットカードを持っていなくても、保証金を預けることで、有料道路でETCカードを利用した走行が可能になります。また、旧セントラルファイナンス系は、ジャパネットたかたのクレジットを担当しているため、同社で分割払いをしている方は、セディナを受任すると、ジャパネットたかたの商品の引揚げを求められる可能性がありますので、注意が必要です。

エポスの過払い金返還請求

貸金業者の動向一覧

貸金業者の動向を会社ごとにまとめています。

代表弁護士中原俊明
中原 俊明法律事務所ホームワン 代表弁護士

東京都出身、1987年 弁護士登録(東京弁護士会所属)、ホームワンの代表弁護士 中原です。一件のご相談が、お客さまにとっては一生に一度きりのものだと知っています。お客様の信頼を得て、ご納得いただける解決の道を見つけたい。それがホームワンの願いです。法律事務所ホームワンでは過払い金・借金問題に関する相談を受け付けています。

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