リボ払いで自己破産。きっかけはゲーム課金

毎月の支払額が定額なので、便利なリボ払い。クレジットカードを持っていれば、簡単に利用できますが、使い方次第によってはいつの間にか支払残高が大きく増えていて、なかなか支払いが減らないというケースも見受けられます。実際にホームワンで取り扱った事例では、趣味が高じて、リボ払いで浪費をやめられず、支払いができなくなったというケースがあります。

ゲーム課金がきっかけでリボ払い

最近、リボ払いに関するご相談で増えているのが、ゲーム課金でクレジットカードを利用していたら、リボ払いの支払残高が増えていて月々の支払いができなくなってしまったというケースです。ゲーム課金の仕組みではお金を支払わないと手に入れることができないアイテムがあり、そうしたアイテムを得るためにリボ払いを利用し始めたという方がいます。オンライン上で決済を行なうため、いくら購入したかを把握しづらく、気付けば支払能力を大きく超えて、課金していたという相談を受けることがあります。

クレジットカード複数枚を上限まで

このような相談が増えているのは、コロナ禍で仕事が減り、家で過ごす時間が増えて、ゲームをする時間が増えていることが背景にあるようです。とりわけ、オンラインゲームでは、ネット上での人間関係が生まれ、ゲームを止められなくなってしまうという声も聞きます。実際の相談例では、ゲーム課金のためにリボ払いを利用して、複数枚のクレジットカード全てで限度額まで利用してしまったという方もいます。限度額を超えると、超えた分を一括請求されてしまいます。ゲームを楽しむのは問題ありませんが、計画的にリボ払いを利用しないと、予期せぬ支払いのせいで家計が回らなくなり、通常の生活を送ることが難しくなってしまいます。

継続的な収入があっても、返しきれない

サラリーマンのように継続的な収入がある方でも、リボ払いの利用で支払いが難しくなって相談に来れられる方もいます。毎月、定期的な収入があるため、支払いに困らないと思って、リボ払いの利用を続けていると、支払残高が増えていきます。リボ払いは、支払残高に応じて一般的に実質年率15〜18%と手数料が高く設定されています。月々の支払額は低く抑えられますが、支払残高が増えると、その分、毎月の手数料も増え、支払う期間も長くなります。

ご相談のタイミングは、支払いの「滞納」

支払いの「滞納」で、ホームワンに相談されるケースが多いです。手元に現金がなくなると、口座から毎月定額の支払額が引き落とされずに、支払いを「滞納」してしまいます。複数枚のクレジットでリボ払いを利用している場合、滞納すると、支払期限が、再度、設定されても、再設定された支払期限までに支払いを済ませようとすると、別のカードの支払いが滞ってしまいます。一度、支払いが遅れると、連鎖して別のカードの支払いも影響してしまうのです。こうしたケースでは、それぞれのカードで既に利用限度額まで利用していて、支払能力を大きく超えている場合が多いです。その後も同様に支払いを続けていくことは難しいので、弁護士にご相談ののち、債務整理を検討していくことになります。

自己破産を選択せざるをえない場合も

支払いに充てられる額が毎月の支払額を下回っている場合は、自己破産を選択せざるをえない場合もあります。自己破産とは、減収や失業といった収入面や生活面の変化により、借金を返済できなくなってしまった方だけでなく自分の支払能力を超えた借金を作ってしまった方が裁判所に申立てを行なうことで、一定の価値のある財産を清算して、債権者に配当する手続きです。自己破産をすると、信用情報に、5~10年、自己破産手続を取ったという記録が残り、その間は基本的に、クレジットカードを契約したり、新たな借入れはできなくなるというデメリットがあります。しかし、自己破産をすれば、借金の支払い義務が免除され、借金がゼロになるので、終わらないリボ払いの苦しみから抜け出して、生活再建できるという大きなメリットがあります。

ゲーム課金は、免責不許可事由にあたる?

注意しなくていけないのは、ゲーム課金が免責不許可事由にあたることです。免責不許可事由とは、借金をした理由のうち、免責(支払い義務が免除)されないものをいいます。免責不許可事由の主なものとしては、競馬やパチンコなどのギャンブルが挙げられます。ゲーム課金も同様に、この免責不許可事由に当たりますが、自らの行ないを反省し真剣に自己破産の手続きに取り組むのであれば、破産手続を管理する破産管財人の調査・意見の下、裁判官の判断で、免責が認められます(裁量免責)。そのため、ゲーム課金が、免責不許可事由であるからと言って、自己破産ができないというわけではありません。

動画で解説するリボ払い

リボ払い利用の注意点~ 知らず知らずに債務が増える!?

リボ払いで自己破産。きっかけはゲーム課金 まとめ

  • リボ払いで自己破産する場合があります。自己破産はどんな手続き?
    自己破産とは、減収や失業といった収入面や生活面の変化により、借金を返済できなくなってしまった方だけでなく自分の支払能力を超えた借金を作ってしまった方が裁判所に申立てを行なうことで、一定の価値のある財産を清算して、債権者に配当します。その結果、残った借金の支払い義務が免除され、借金がゼロになる手続きです。
  • 自己破産のデメリットとは?
    自己破産をすると、信用情報に、5~10年、自己破産手続を取ったという記録が残り、その間は基本的に、クレジットカードを契約したり、新たな借入れはできなくなるというデメリットがあります。
  • ゲーム課金は、自己破産手続きの免責不許可事由にあたる?
    ゲーム課金は免責不許可事由にあたります。ただし、真剣に自己破産の手続きに取り組むのであれば、破産手続を管理する破産管財人の調査・意見の下、裁判官の判断で、免責が認められます。そのため、ゲーム課金が、免責不許可事由であるからと言って、自己破産ができないというわけではありません。

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代表弁護士中原俊明
中原 俊明法律事務所ホームワン 代表弁護士

東京都出身、1987年 弁護士登録(東京弁護士会所属)、ホームワンの代表弁護士 中原です。一件のご相談が、お客さまにとっては一生に一度きりのものだと知っています。お客様の信頼を得て、ご納得いただける解決の道を見つけたい。それがホームワンの願いです。法律事務所ホームワンでは過払い金・借金問題に関する相談を受け付けています。

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