生活費をリボ払い。高収入でもリスクあり

毎月の支払額が定額なので、便利なリボ払い。クレジットカードを持っていれば、簡単に利用できますが、使い方次第によってはいつの間にか支払残高が大きく増えていて、なかなか支払いが減らないというケースも見受けられます。実際にホームワンで取り扱った事例では、生活費の大半をリボ払いで支払っていて、なかなか支払残高が減らず、ご相談に来られた方がいらっしゃいます。収入が多くても、日々の生活支出をリボ払いで支払っていると、手数料がかさむため、支払残高は減りません。「リボ払いを利用していなければ、その分、貯金ができたのに」と後悔しないためにも、リボ払いのリスクや解決方法について知っておきましょう。

ガソリン代などの生活費をリボ払いで支払う

毎月の支払いが定額で、お金の管理がしやすいと思って、生活費をリボ払いで支払っている方は要注意です。リボ払いは、支払残高に対し一般的に実質年率15〜18%の手数料がかかります。支払残高が多ければ多いほど、その分、手数料もふくらむため、毎月の支払額のうち元金にあてられる金額が低くなり、支払残高がなかなか減らず、支払いが長期化していきます(※)。実際に、ホームワンで取り扱った事例では、ガソリン代やETC、車検代など車関連の支出からリボ払いを始めて、携帯料金、電気代、コンビニ、スーパー、ネットショッピングなど生活費ほぼ全ての支払いに広げてリボ払いを利用していったというケースがあります。

元利定額方式の場合

給料が高ければ、リボ払いも安心して利用できる?

たしかに、収入が安定していて、なおかつボーナスを多く貰えて高い給料をもらっている方は、リボ払いの高い手数料を支払うことができてしまう方もいます。支払残高が増えても、ボーナスが入るたびにまとめて支払って支払残高を減らしたり、ボーナスを取り崩して月々の支払いに充てたりすることで、支払残高が増えてもまかなえるため、危機感を持つことなく過ごしてしまいます。そうして、便利だからといってリボ払いを続けていると、気づかないうちに多額の手数料を払っていることになります。本来であれば、貯蓄や別の支出に回わせるお金が、手数料の支払いに使われているのです。ホームワンで扱った事例では、20年近くリボ払いを続けていて、リボ払いで支払っていた金額が累計で1000万円を超えるケースもあります。このようなケースでは、数百万円単位の手数料を支払っています。また、生活費だけであれば、月の収入でやりくりができていたというケースでも、生活費に加えて趣味などの支出にリボ払いを利用し始めると、支出が収入を上回り、家計が苦しくなっていきます。同様に、会社の業績が悪くなるなどして急に収入が減ってしまうと、毎月のリボ払いの支払いが難しくなっていきます。今は大丈夫だと思って、収入を上回る支出を続けていると、いずれ返済が苦しくなっていきます。

支払いをコントロールできていると勘違いしてしまう

リボ払いの落とし穴は、毎月の支払いが一定なので、支出が管理できていると勘違いしてしまうところにあります。例えば、元金定額方式の場合、毎月の元金に充てられる支払いが2万円で、支払残高が100万円の場合、支払い回数は50回、支払い終えるまで4年8ヶ月かかることになります。毎月、2万円に加えてさらに手数料がかかるため、毎月の支払いは一定になりません。このケースでは、その月の手数料は次のようになります。

(支払残高)100万円 × (実質年率)15% ÷ 365(日) × 30(日) = (手数料)1万2329円

カード会社によって、利率や日数が異なる場合があります。

元金定額方式の場合

つまり、2万円の支払いだと思っていたら、手数料1万2329円が加算され、その月の支払総額は3万2329円となります。毎月、リボ払いでいくら引き落とされているか、その額を確認せずに利用を続けてしまうと、手数料がかさみ支払額が増えていきます。また、元利定額方式の場合、毎月の支払額が一定ですが、支払残高が増えると支払額のうち手数料の占める割合が大きくなります。そのため、支払残高が増えて手数料が増えると、元金に充てられる支払額が減って、支払残高がなかなか減らず、支払いが長期化していきます。リボ払いには2つの支払方式があり、元金定額方式では手数料により毎月の支払額が変動し、元利定額方式では手数料によって元金が減りにくいことを考えると、リボ払いを使うことで必ずしも支払いをコントロールできるわけではありません。

まずは自分の収支の確認から

リボ払いでご相談を受けると、ご本人の収支を把握されていない方も多いです。最近は、給与明細がウェブ明細になっている会社も増え、ウェブ明細を確認せずに銀行口座も確認しないため、給与額を正確に把握していない方もいます。リボ払いによる支出が収入に見合っているかどうか確かめるためにも、収入がいくらかを確めましょう。また、月の生活支出を把握することが何よりも大切です。リボ払いでどれくらい使っているか、まずは月の利用額を確認しましょう。収入に見合わない利用を続けると、支払残高が増えて、手数料が膨らみ、家計を圧迫していきます。

リボ払いで困ったら、任意整理という方法も

支払いが難しくなったリボ払い問題の解決方法として、任意整理という手続きがあります。任意整理では、利用先であるクレジットカード会社と今後支払う予定の手数料のカットや分割回数について交渉し、その後の返済計画を話し合いで決めていきます。任意整理を行なえば、いつまで経っても終わらないと感じていたリボ払いの返済について、完済までの見通しを立て、生活の再建をすることができます。

任意整理の費用

動画で解説するリボ払い

リボ払い利用の注意点~ 知らず知らずに債務が増える!?

生活費をリボ払い。高収入でもリスクあり まとめ

  • リボ払いの手数料の利率はいくら?
    リボ払いは、支払残高に対し一般的に実質年率15〜18%の手数料がかかります。支払残高が多ければ多いほど、その分、手数料もふくらんでいきます。
  • リボ払いを解決できる任意整理はどんな手続き?
    任意整理では、利用先であるクレジットカード会社と今後支払う予定の手数料のカットや分割回数について交渉し、その後の返済計画を話し合いで決めていきます。

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代表弁護士中原俊明
中原 俊明法律事務所ホームワン 代表弁護士

東京都出身、1987年 弁護士登録(東京弁護士会所属)、ホームワンの代表弁護士 中原です。一件のご相談が、お客さまにとっては一生に一度きりのものだと知っています。お客様の信頼を得て、ご納得いただける解決の道を見つけたい。それがホームワンの願いです。法律事務所ホームワンでは過払い金・借金問題に関する相談を受け付けています。

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