任意整理

任意整理とは

任意整理とは、貸金業者と交渉して債務額全体を減らしたり、月々の返済額を減らすことで、現在の支払いよりも負担を軽くする手続きです。

弁護士が代理人の場合、依頼者の方と毎月支払いに回せる金額について協議し、業者と和解交渉をしていきます。
和解交渉は、自己破産や個人再生などのように裁判所を通す手続きではなく、利息制限法の利率で計算し直した負債額について、貸金業者と、利息のカットや分割回数について交渉し、今後の返済計画を話し合いで決めていきます。

高い利息で長期間返済している場合は、過払い金が発生することもあります。
取引が短期間の場合や無返済の場合、また、当初からの取引が利息制限法の法定内利率での取引の場合等は、業者との交渉が難航したり、あまり依頼者にメリットがないことがあります。

任意整理ができる条件

任意整理をする場合には、まず原則として、安定した収入があることが必要です。

また、収入から、必要生活費を差し引いた金額(可処分所得)の中で返済を行なっていくため、この可処分所得を充分に確保できることが好ましいです。

可処分所得 = 収入 - 生活費(住居費含む)

ケーススタディ
月返済額の算出
あてられる金額は?
あなたの返済可能額計算
比較
収入の違いによる判別
適した処理手続き

任意整理のメリット・デメリット

任意整理をすることで、生活上、以下のようなメリット・デメリットがあります。

任意整理のメリット

  • Merit.1貸金業者からの催促が止まります

    消費者金融やクレジット会社からの督促は、弁護士に依頼することで止まります。
    ※貸金業法21条で、貸金業者は、弁護士や司法書士から受任通知を受け取った場合、それ以後本人に連絡する事は禁止されています。

  • Merit.2利息のカットで完済の見通しが立ち、将来の不安も解消されます

    任意整理後の支払いに関しては、原則として利息をカットするよう交渉します。その時に決めた返済計画通りに支払っていけば、払った分だけ確実に借金(元金)が減っていくので完済時期が明確になります。

    貸金業法が改正され、上限金利が下がったといっても、15~20%という利率ではなかなか借金がなくならないという方も多いと思います。
    また、いつ完済できるのかわからない返済を続けるよりも、完済の目途が立っている状態で返済していった方が、毎月の返済に対する精神的な負担も変わります。

    業者や取引内容にもよりますが、完済までの分割支払い回数の目安は36~60回(3~5年)です。
  • Merit.3手続きする業者を選べます

    例えば、自動車ローンのように、手続きをとることで商品を引き揚げられてしまうものや、勤務先からの借入のように整理が難しいものを除外することも可能です。

  • Merit.4返済期間が長い方は過払い金を取り戻せる可能性があります

    法定利率で計算し直してみたところ、実はもう返済が終わっていて、しかも過払い金があった、というケースもあります。

    高い利息で8年以上払っているような方は、すでに過払い金が発生している可能性があります。

任意整理のデメリット

  • Demerit.1信用情報に事故情報が登録されます

    信用情報機関(CIC、JICC、全銀協)に5年間その記録が保存され、その間、新たな借入れが難しくなります。また、業者は信用情報の記録を定期的にチェックしているので、整理対象外(メリット③)としたカード会社のカードが使えなくなる可能性もあります。

  • Demerit.2自己破産、個人再生手続に比べ、整理後の支払いが大変な場合も

    法定利率に引き直して減額された借金とはいえ、原則として借金全額を支払う手続きですので、自己破産や個人再生等の法的な手続きに比べると、 期待していたよりも借金が減らず毎月の返済額もそれほど変わらない、というケースもあります。

任意整理手続の流れ

任意整理は、弁護士と貸金業者との和解交渉によって進められます。和解交渉は以下のような流れで行なわれます。

  • 1.生活状況(収支状況)・資産状況の把握
  • 2.弁護士に依頼
  • 3.取引履歴の取得
  • 4.利息制限法に基づく引き直し計算
  • 5.和解交渉
  • 6.返済開始

[ ホームワンにご依頼いただく場合の詳細な流れはこちらをご覧ください ]
ホームワン任意整理の手続きの流れ