消費者金融と過払い金

ニコスの過払い金返還請求

三菱UFJニコスの最近の動向

  • 2008年 三菱UFJフィナンシャルグループの完全子会社化
  • 2007年4月 UFJニコス、ディーシーカードを吸収合併

三菱UFJニコスについて

2005年10月に日本信販がUFJカードを吸収合併し、UFJニコスに社名変更しました。

2006年には、協同クレジットサービス、翌2007年4月には、ディーシーカードを吸収合併し、現在の三菱UFJニコスに社名を変更しています。また、2008年に三菱UFJフィナンシャルグループの完全子会社となっています。

ニコスは、いまだ過払い金の負担が経営のおもしになっている状況は変わりありませんが、銀行系クレジットカードであり、経営状態は安定しているため、過払い金返還請求に対してもスムーズに和解提案が来ています。

クレジットカードとしては、MUFGカード、DCカード、NICOSカード等を発行しています。

ニコスの過払い金返還請求における特徴

01

取引履歴の保存がない場合がある

取引履歴の保存がない場合があるので、注意しましょう。例えば、NICOSカードの場合は1995年以前の取引、UFJカードの場合だと1993年以前の取引については、履歴を破棄しているとの理由で、履歴が開示されません。それ以前にキャッシングの利用があった証拠(通帳からの引き落とし等)があれば、取引を推定して交渉することも可能ですが、キャッシングとショッピングを併用していた場合、どの部分がキャッシングの取引であったかを主張することが難しい場合があります。

02

低い金利の取引がある

旧ニコスのキャッシング専門カードであるマイベストカードは、当初から金利が低いことが多いです。そのため、取引の長さに比して、過払い金が少額ということがよくあります。

03

取引の分断主張が多い

クレジットの場合、キャッシングやローンを完済しても、カード取引自体は継続しているため、消費者金融に比べて、取引の分断の主張が認められにくい傾向があります。しかし、ニコスは、分断主張をしてくることが多く、そのため、話し合いがまとまらず、訴訟までもつれ込むことがよくあります。これは三菱UFJフィナンシャルグループ共通の特徴と言えるかもしれません。

ニコスの過払い金の注意点

01

クレジットカード毎の請求は出来ません

その他のクレジットカードを扱う貸金業者と同様、原則として、ニコスのすべてのカード(提携カードを含む)について手続することになります。そのため、ニコス全体で借入れが残っている場合、信用情報に事故情報がつく可能性があります。ただし、自動車ローンなど約定通りの返済を続けていれば、一部の債務を除いて手続することが可能な場合もあります。

また、ショッピング利用をしている場合も注意が必要です。特に注意が必要なのは、「ETC利用料」「携帯電話代」「インターネットサービスの利用料」等、毎月引き落とし(立替払い)が発生するものをカードで支払っているときです。過払い金請求に先立って、早めに他の支払い方法に切り替えておく必要があります。

ETCについては、ETCパーソナルカードというものを、高速道路6会社が共同で発行しています。このETCパーソナルカードがあれば、クレジットカードを持っていなくても、保証金を預けることで、有料道路でETCカードを利用した走行が可能になります。クレジットカードの支払いを切り替える必要がある場合、ご検討ください。

02

ニコスが銀行保証になっている場合

三菱東京UFJ銀行のカードローンを利用している場合、アコムが保証会社になっていることが多いですが、ニコスが保証会社となっている場合もあります。こうした銀行保証がある場合にニコスに過払い金請求をすると、保証債務が残っていることを理由に、三菱東京UFJ銀行から借り入れている分について相殺を主張してくることがあります。

しかし、当事務所は、過払い金の請求は当然の権利行使であり、これを理由に相殺主張は認められないと反論しています。ただし、今後に当該銀行との取引にいかなる影響を生じるかは未知数です。そのため、ニコスに対する過払い金請求を希望される方には、特に、銀行保証がないか詳しくおうかがいしています。

オリコの過払い金返還請求

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