「過払い金返還請求の実際」編 | ラジオ放送

2014年3月11日に文化放送「くにまるジャパン」に出演した際に話した内容を掲載しています。 テーマは「過払い金返還請求の実際」です。

パーソナリティ
先週は、言葉は聞くけれど意外に知らない「債務整理」について伺いました。借金については、「過払い金返還請求」という言葉も耳にしますね。
弁護士
実際、「まだ借金を返済中なんだけれども、過払い金があるかどうか知りたい」というご相談を受けることがあります。こういう方は、借金を整理する「債務整理」をしていく過程で、過払い金が見つかれば、それを請求することになります。
パーソナリティ
「債務整理」と「過払い金返還請求」は、関係が深いんですね。
弁護士
そうなんです。今日は、債務整理との関係を踏まえつつ、過払い金返還請求のポイントについてお話ししたいと思います。 さて、私たち弁護士が「過払い金があるか知りたい」と相談を受けたら、まずどこに注目すると思いますか?
パーソナリティ
金利ですか?
弁護士
金利も大事なポイントですが、まずは相談の対象になっている「借金」がどんなものかに注目します。というのも、過払い金がでる可能性があるのは、消費者金融からの借入れや、クレジット会社・信販会社のキャッシングです。
これに対して、クレジットカードを利用していても、ショッピング枠はそもそも過払いの対象になりません。
パーソナリティ
ショッピング枠は、そもそも過払いの対象外なので、その確認。それから金利を見るわけですね。
弁護士
はい。先週のおさらいになりますが、消費者金融などの金利は利息制限法と貸金業法で決まっています。利息制限法の金利の上限は、金額によって15%から20%と定められています。これに対して、貸金業法の上限金利は29.2%でした。
パーソナリティ
2つの法律の間にあるのが「グレーゾーン金利」でしたよね。
弁護士
はい。グレーゾーン金利は、平成18年に最高裁で、ほとんどの業者がやっている方法だと違法だ、という判決が出ました。そこで、債務整理をするにはまず、利息制限法の金利に引き直して、払い過ぎていた利息の分のお金を、その時点の元金にどんどん充当して再計算していきます。
中にはゼロを超えてさらに払い過ぎていた、「過払い」になっていたという方もいらっしゃいます。これが、借金を返済中の方の過払い金返還請求の仕組みです。
パーソナリティ
金利が、利息制限法の金利を超えているかどうかを見るわけですね。
弁護士
はい。一点ご注意いただきたいのは、現在返済中の金利ではなく、当初借入れしたときの金利を見るということです。
というのは、かつて利息制限法の上限を超えてお金を貸していた貸金業者も、今では、金利を法律の範囲内に下げていることがあるからなんです。
パーソナリティ
じゃあ、今の明細を見てすぐにあきらめるのはもったいないですね。借金をすでに返し終わった方は、どうでしょう?
弁護士
こういった方は、すでに借金が「なくなっている」わけですから、借金を「減らして返す」債務整理を考える必要がありません。
ただやることは同じで、「過去の」お金の貸し借りの記録を取り寄せて、さきほどの利息制限法に基づく再計算をして、余分に利息をとっていたら「過払い」になっていますから、それを請求します。
ただ、完済している方は、時効を気にしないといけません。過払い金返還請求の時効は、「完済してから」10年です。
パーソナリティ
あらためて過払い金返還請求のポイントということで、お話を伺いました。

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